【GT7】 賞金獲得効率整理

グランツーリスモ7はゲーム内通貨の獲得量と車両価格のバランスが非常に悪く、金策は重要です。
Web上では様々な資金稼ぎが紹介されていますが、それが他の方法と比較してどれくらい効率的なのかという点で具体性に欠けており、結局何が最適なのかわかりません。
そこで実際に各イベントレースを走行して比較しました。

 

【前提】
本記事はGT7における長期的な金策を前提とし、イベントレースの賞金による資金獲得を扱います。
短期的な資金調達が必要であれば、サーキットエクスペリエンスの報酬や課金等の方法があります。
各イベントレースの賞金効率の目安がわかり、比較ができることを目的とします。タイムアタックや賞金効率の限界に挑戦する記事ではありません。

 

【評価方法】
本記事では、イベントレースの単位タイムあたりの1位報酬で評価します。単位は「Cr. / 分」となります。
これを「分速報酬」と呼称します。
例として、ブロードビーンレースウェイのサンデーカップ(1位報酬:Cr. 50万)のタイムが2分であれば、分速報酬は25万です。

 

【条件】
・イベントレースでは1位となれるものとしています。運転技能が低い場合はレース難易度をイージーにしておけば良いかと思います。
・クリーンレースボーナスは取得できるものとしています。ただしこの記事は比較が目的なので、一律クリーンレースボーナスを含まない賞金額を扱います。

 

【プレイ環境】
PS4 Slim、DualShock 4 スティック操作、アシストはABSのみ、ATでプレイしています。

 

【走行実績】
・イベントレー
 走行前に確認できる情報から、明らかに賞金効率が悪いことがわかるイベントレースは、未走行の場合があります。
 スパWTC800は未走行です。長期的金策として習慣的に走行するイベントレースとしては、60分は長すぎるため。
・使用車両
 筆者が考える適切な車種を選択しました。不適切でも好みを優先した場合もありますが、目安としての結果に大差は無いと思います。
 PP制限がある場合は、異常なセッティングとならないよう適当に調整しました。
・走行
 普通の走行を心がけました。一部を除き(※)クリーンレースボーナスを取得した場合を実績として記録しています。
 安定して1位とクリーンレースボーナスを取得できることを重視しています。タイムアタックではありません。
 壁走りやバグを突くなどの異常な走行を行えばタイムを極端に短縮できる可能性がありますが、それらは本記事では扱いません。
 ※ワトキンズ・グレン・インターナショナルのワールドツーリングカー 800はクリーンレースボーナス未取得。ピットアウト時に必ずペナルティ:ピットホワイトラインカットが発生するバグがあるため。(Ver.1.25)
 ※カタロニア・サーキット・ラリークロスレイアウトのワールドラリー・チャレンジ Gr.と、サルディーニャウィンドミルズのダートチャンピオンズはクリーンレースボーナス未取得。筆者はダートコースが苦手なため。
・天候変化
 最初に1位でクリーンレースボーナスを取得したものを実績として記録しています。統計的なデータは扱っていません。

 

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【結果】
全てのイベントレースと走行実績を表1にまとめました。
ファステストは参考です。
またグランツーリスモ7のバージョンも記しました。2022-12/16時点ではVer.1.25~1.27による実績が混在しています。

 

表1:全てのイベントレースと走行実績

 

未走行のイベントレースを除外して、分速報酬で並べ替えたものが表2です。

 

表2:走行したイベントレース(分速報酬順)

 

表2をグラフ化したものが図表1です
図表1ではイベントレース名が小さくて見づらいので、表2と合わせてご覧ください。

 

図表1:走行したイベントレース(分速報酬順)

 

図表1にタイムを棒グラフとして追加したものが図表2です。

 

図表2:走行したイベントレース(分速報酬順)タイム追加版

 

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【考察】
①分速報酬の範囲は20万~200万ですが、ルマンWTC700、サルディーニャWTC800、東京WTC600の3つが飛び抜けて高いことがわかります。
 これらの飛び抜けて高効率な3つのイベントレースをまとめて、以下「WTC678」と呼称します。
②WTC678を除けば、分速報酬の範囲は20万~130万です。
③WTC678を除く、分速報酬の範囲20万~130万の変動は連続的で、明確に区分することはできません。
 凄く大雑把に言えば、分速報酬100万を超えれば良い方かなぁ、70万以下になると悪い方かなぁ、という感じかと思います。
④WTC678はタイムが長く、約30分程度の連続走行が必要です。ゲームなので中断はできますが、疲れます。
⑤WTC678以外は、分速報酬とタイムに因果関係はありません。長時間走行するイベントレースなら高効率というわけではありません。
 図表化はしませんが、コース難易度や天候、必要PP等も分速報酬との因果関係を持ちません。
 分速報酬の高低はポリフォニーデジタルの(つまり山内一典君の)気まぐれと言えるかもしれません。

 

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【推奨】
筆者の個人的な順位付けに応じて推奨するイベントレースを記します。

 

サルディーニャ・ロードトラック:ワールドツーリングカー 800
 分速報酬が高く、天候変化がない。コース難易度も低い。敵車はGr.3なのでPP800なら充分有利。など、推奨理由がたくさんあります。
 ただし長丁場なので疲れる(特に右人差し指が)、また飽きやすいという短所があります。

 

②東京エクスプレスウェイ:ワールドツーリングカー 600
 「ワールドツーリングカー 600」と「ワールドツーリングカー600」は異なるので注意。推奨は東ルート外回り、報酬:Cr.5500万の方です。
 Ver.1.26からクリーンレース判定が非常に厳しくなりましたが、クリーンレースボーナスを取得できなくても、WTC678以外でクリーンレースボーナスを取得するよりも高効率です。
 サルディーニャWTC800より飽きにくいですが、右人差し指はもっと疲れます。

 

③京都ドライビングパーク:ハイパーカー・パレード
 WTC678とダートコースを除けば、最も高効率です。
 トマホークSを使えるので誰でも簡単に1位になれます。タイムは8分程度と、普通くらい?です。

 

鈴鹿サーキット:GT Cpu Gr.3
 分速報酬は悪くない方です。
 何より練習になります。
 カフェのメニューブック進行序盤で参加できる点も長所の1つだと思います。

 

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【あとがき】
ある1つの金策が良い、というだけではなく他と比較してどれくらい違うのかということが具体的であれば、取り組み方も変わってくると思います。
本記事の表や図表は自分のために作成したものですが、私以外の方にも参考になれば幸いです。

 

以上です。